私たちが婚活事業を始めた理由

まちの幸せを願う相談所に

 

もちろん、望んで独身でおられる方もいて、それがその方にとっての幸せであることもあります。

一方、結婚を望みながら、

なかなか出会えない、

なかなか次へ進めない。

そんな人も少なくない現実に思い至りました。

先日発表された調査結果で

「いずれ結婚するつもり」と考えている人は20代以下で8割以上、30代はやや減りますが、7割台に達していました。

かつてよりも減ったとはいえ、３分の２以上の方が今も結婚を望んでいます。

「独身でいる理由」では、24歳以下くらいまでは「結婚するにはまだ若すぎるから」が多いのですが、25歳以降では

「適当な相手にまだめぐり会わないから」

が逆転して、

男女とも5割近くに増えてきます。

結婚を望みながら「適当な相手にまだめぐり会えない」という社会課題が見えてきます。

 

今の50歳前後より上の世代の人たちは「皆婚社会」にいました。

文字通り「皆」が「結婚」するのが当然という社会風潮が、1990年代頃まではあったわけです。

なので、適齢期ともなると、「いい人がいるんだけど」と、おせっかいしてくれる人が、親類だったり、親の知人だったり、近所の人だったりにいたわけです。

今どきは人付き合いの濃度が薄まっているうえ、「なんで独身なの？」がハラスメントになりかねない時代ですから、そういう周りの〝おせっかい〟も減っているようです。

長崎新聞は長崎と共に歩んできた地元紙です。

創刊から130年以上になり、長崎県内唯一の地元長崎県紙となってからでも半世紀以上がたちます。

地域とともに歩み、地域に支えられ、ここまできました。

だから、この街がこれから先もずっと幸せな街であってほしい。

そう考え、長崎新聞文化ホールを核として、長崎新聞グループ一丸となって、婚活事業に乗り出しました。

地元紙グループとして、結婚の縁結びを通し、地域の皆さまの幸せづくりに貢献したいと考えました。

私たちは、長崎の人の幸せを一番に願っている結婚相談所を目指します。

 

※文中の数字は、2022年第16回出生動向基本調査（結婚と出産に関する全国調査、国立社会保障・人口問題研究所調べ）の結果に基づく。

 

（2022年11月25日）